屋久島登山情報

屋久島を観光で訪れたり、旅行ツアーで訪問する方は沢山いらっしゃると思いますが、縄文杉を見ようとする場合、山に行く必要があります。

屋久島の登山コースは、1時間弱でまわれるウォーキングコースから、登山熟練者向けのコースまで、いろいろあります。

ちなみに、屋久島は、九州・鹿児島県の大隅半島の南南西約60kmのにある、種子島や口永良部島などと共に大隅諸島の一部の島です。

屋久島は円形に近い五角形をしていて、豊かで美しい自然がたくさん残されており、島の中央部には宮之浦岳(1,936m)が、他にも数多くの1,000m級の山々があるため、屋久島は別名、『洋上のアルプス』とも呼ばれます。

亜熱帯地域にある島でありながら、2,000m近い山々があるので、屋久島では亜熱帯から亜寒帯に及ぶ様々な植物を観ることができます。

なお、屋久島は日本国内で積雪が観測される最南端で、山頂付近の平均気温は約5℃、積雪は60cm以上あり、4月以降でも頂上付近にはまだ白い雪が見られます。

宮之浦岳を含む屋久杉自生林など島の面積の約21%が1993年、白神山地ともに日本初のユネスコの世界自然遺産として登録されました。

屋久島登山は天気に注意

屋久島は海からの湿った風が山にぶつかるので降水量が大変に多く、年間降水量は平地で約4,000mm、山地で約8,000mmにもなります。

東京の年間降水量はだいたい1,500o、沖縄でも2,000oですから、屋久島の降水量がどれほど多いかがお判り頂けるでしょう。

この雨の多さを、作家の林芙美子は『浮雲』の中で

「はァ、一ヶ月、ほとんど雨ですな。
屋久島の月のうち、三十五日は雨といふ位でございますからね……」

と登場人物に言わせています。

屋久島の登山コース

屋久島登山のどんなコースでも、登山道が荒れていたり、利用不能になっていたり、以前利用されていた歩道でもその後廃道となっている部分がある可能性があるので、必ず事前に屋久島観光協会などに問い合わせをして行くことが必要です。

屋久島に限らず、山の天気は変わりやすいので登山の際は雨具は必須、できればビニールカッパなどではなく、登山用のしっかりしたものを選びましょう。

木道・石張歩道などが整備されているウォーキングコースでも、森の中を歩くこともあるので、運動靴でも行かれないことはないですが、雨天時は滑りやすくなりますし、予期せぬ捻挫を防ぐためにも登山靴やトレッキングシューズが望ましいでしょう。

ウォーキングコースのヤクスギランド、登山入門者向けの白谷雲水峡のコースなどは、コースの入り口にトイレが備えてありますが、必ず明るいうちに場所の確認をしましょう。

人が多い時にはパンク状態になることもあります。

トイレが使えない時には小屋や水場からできるだけ離れて用を足すようにし、使用済みのティッシュは持ち帰るように、持ち帰り袋の準備も忘れずに。

もちろんティッシュ以外のゴミを捨ててもいけません。

また、屋久島の貴重な生態系に重大な悪影響を与える恐れがあり、他の登山者にも非常に迷惑がかかるため、ペットを連れて行くことは厳禁です。

また屋久島の登山道は、段差が大きく、地図で見るよりもかなり歩き応えがあります。

登山地図やガイドブックなどのコースタイムを鵜呑みにせず、余裕を持ったプランが必要です。

屋久島登山の注意点

屋久島は南の島の山、ですから、どうしてもお気楽なイメージを持ってしまいますが、屋久島の登山道は道に迷いやすく、よく整備された道でも毎年何人かずつ行方不明者が出ており、低山の割には遭難も多いので、登山道から外れないような注意も必要です。

そして、絶対に沢には降りないように。滝が多いので沢伝いに川を下るのは大変危険です。

まず、自分の登山能力を超えたコースに挑まないように注意しましょう。

もっとも人気のある縄文杉登山のコースも、コースタイムは9〜10時間・歩行距離は22q、という登山中級者向けのコースです。

日が高いうちに帰るつもりでも懐中電灯や警笛、緊急食料を持つなどきちんと装備をした上で出掛けて下さい。

厳しいことばかり書きましたが、守るべき事をきちんと守れば、屋久島の自然の宝庫を楽しむことができます。

屋久島の原生林からは悠久の歴史・太鼓の息吹を肌で感じることができますので、一度登山して体験してみることをオススメします。

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屋久島登山のツアーガイド

現在、統一資格はないものの、屋久島登山のツアーガイドをして下さる方もいますので、屋久島観光協会や屋久島ガイド協会のホームページなどで調べてお願いするのもいい案だと思われます。